生活コラム

鳥取は梨と蟹はもらうもの

梨の季節になりました!

この時期、ご近所さんからおすそ分けで頂く梨!梨!梨!

ありがたい事に、鳥取では梨をこの時期たくさん頂きます。

形が悪かったり、傷がついて売り物にならない梨が巡り巡って我が家にやってきます。

形は悪くても味は売られている梨と変わりません。

そのまま食べたり、ジャムやドライフルーツにしたりして楽しんでいます。

梨が我が家にやってきたら、夏の終わりと秋の訪れを感じるのです。

ちなみに、これが冬になると蟹のおすそ分けに変わります。

梨も蟹も大好物の私は、鳥取に来た初めのころは何て素晴らしい場所なんだ・・・と感動しました。

鳥取は二十世紀梨の出荷量は国内1位!
鳥取の梨栽培は100年を超える歴史をもつそうで、梨畑が広がる光景は圧巻です。
二十世紀梨はジューシー(果汁が多い)で、酸味と甘さのバランスのとれた爽やかな味と、シャキシャキとした食感が特徴です。
近年様々な新種の梨が出ていますが、やはり王道の二十世紀梨が好きという方が多いようです。
近年人気のニューフェイス、「新甘泉(しんかんせん)」
鳥取県のオリジナル品種、新甘泉(しんかんせん)は、開発まで20年もかかった新品種。
糖度が非常に高く、あふれるほどの果汁から、その名がつきました。
新甘泉は、いわゆる赤梨というやつで、見た目は茶色がかっています。
ユニークな名前とその甘さから、一度食べたら忘れられない美味しさです。
私も県外の友人にプレゼントすると、来年も送って!とリクエストを必ずもらうほどの人気っぷりです。
今年もコロナでなかなか会えない友人に送って、喜んでもらえました。
日本で唯一の梨ミュージアム「なしっこ館」
鳥取では梨をテーマにした博物館、「なしっこ館」があります!
正式名称は、「鳥取二十世紀梨記念館」。
梨について学べたり、梨の食べ比べができたり、なかなか楽しく愉快なスポットです。
ちなみに、鳥取県の賀露には、蟹をテーマにした「かにっこ館」もあります。
梨農家さんから聞いた、梨の美味しい食べ方
梨はすぐに冷蔵庫に入れがちですが、農家さん曰く、
梨は風通しの良い冷暗所に保管して、食べる前に30~60分冷蔵庫に入れ、少し冷やして食べる
のがおススメだそうです。
そうすると、梨の甘みを強く感じられるそうで、私もいつもこのやり方で食べています。
早い!綺麗!面白い!梨の皮むきマシーン
毎年梨をたくさんもらうので、ずっと欲しかった梨の皮剥きマシーン
数年前に台湾に旅行に行った時に、スーパーでセールワゴンに入っていたのを発見!!
即購入しました。(確か500円ぐらいだった。)
すごいかさばって、持って帰るのが大変でしたが、バックパックの一番上に無理やり詰めて、なんとか日本に帰国しました。
早いし、楽しいし、皮が綺麗に向けるのですごい気に入っています。一緒に入っていた、梨を8等分にカットしてくれるやつも、すごい便利です。
スパイスカレーに梨!
贅沢な使い方ですが、たくさん梨を頂くこの季節、私はスパイスカレーに梨のすりおろしを入れます。
甘みがでて、フルーティーな味わいになるのでおススメです!
今度、梨でチャトニ(チャツネ)を作って、冷凍庫で保存していつでも使えるようにしようかなと思っています。
物々交換の逆輸入
おすそ分け文化は最高のコミュニケーションツールだと思います。
物々を交換するだけではなくて、お互いの思いやりの気持ちの交換がとても嬉しく、ほっこりします。
梨をもらって、それを梨のジャムにして返したり、ハタハタをもらって、フライにしてお返しすると、とても喜んでもらえます。
年配の方だと、手間がかかる事が苦手だったり、揚げ物は危ないのでやらないという方もいらっしゃるので、そういったところの気持ちの恩返しは、お互いとても嬉しい気持ちになるのです。
誰かにもらったものを、また誰かにあげて、その誰かがまた誰かにおすそ分け、、、と繋がっていく思いやりネットワークも大好きです。
そして、こういったコミュニケーションが当たり前のようにあふれているこの地が大好きです。
ABOUT ME
ののの
自然が好きで、鳥取に移住して6年。 インドで全米ヨガアライアンスを取得。 時々漁師(海女)やってます。船の名前は「桃黒丸」。 最近合氣道をはじめました。スパイスカレーが好き。