私は漁師をしています。
今年で3年目。まだまだ見習いですが、小さな船を一人で運転し、海へ出て漁をします。
春先はわかめやあかもく、もずく等の海藻を。
6月~8月の3か月は潜水解禁の期間で、海女さんとして素潜りでサザエやアワビ、カメノテ等を獲っています。
9月からは凪の時は岩場に船をつけてカメノテやイガイというムール貝の仲間を獲っています。
秋冬は日本海はとても荒れるので、めったに漁に出れませんが、冬場は岩海苔を摘みに出ます。
なので主に漁で忙しいのは春から夏にかけて。今の時期はゆったりとしています。
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私はシーカヤックのガイドもやっているので、漁が落ち着いたこの時期はガイドにたまに出たりします。
先日は、明るくなってくる朝6時頃から9時頃まで船で漁にでて、帰ってきてから海岸で獲ったものを海水で洗ったり選別作業をしていました。
お昼ご飯を軽く食べて午後から夕方まではカヤックガイドに。
気づけば一日の大半を海の上で過ごしていました。
この日はとてもいい凪で気持ちよかったです。
![](https://i0.wp.com/nonono-uminomori.com/wp-content/uploads/2021/09/OI000504.jpg?resize=1920%2C1440&ssl=1)
家のすぐ目の前が海で、そこに自分の船が置いてあり、カヤックの発着所も同じ場所なので、仕事に出るのに徒歩3分ぐらいなのは、本当にありがたいです。
ただ、海の状況はその日になってみないとわかりません。
何日も海が荒れていて出れない時もあります。
自然相手というのはとても難しいです。
人間様の都合が良いように動いてはくれません。
だけど、自然の流れに応じて働くという生活の仕方が好きです。
困ることももちろん沢山ありますが、人間は自然の一部であるということを深く感じます。
その中で自然に寄り添って上手く付き合っていくということを肌で体感しながら日々暮らしています。
なので普通の仕事と違って、日にちや時間が決まっていないのが私の働き方です。